CRM・マーケティング用語集 [ ビジネスモデル ]
売りやすさより買いやすさ
アサヒビールが売上げを伸ばしたのは、酒税法の改正によりもたらされた新たなチャネル(ディスカウントストア、コンビニエンスストア、食品スーパーなど)への食い込みに成功したためだと言われています。規制に守られてきた酒販店ルートをがっちり握っていたキリンビールとしては、それが足かせになり新チャネルへの進出が遅れた格好になりました。(現在はキリンが再度盛り返しているが・・)
意思決定のスピード
・貸し出しに関する意思決定は遅いが、貸倒は少ない(日本の金融)
・貸し出しに関する意思決定は早いが、貸倒は多い(アメリカの金融)
どちらがよいのか?
撤退できない理由
担当者が寝食忘れて一生懸命に打ち込んでいることに胸を打たれ、共に情緒的な心理状態に経営者が陥り、切るに切れなくなってくる。そうなると担当者はますます頑張る。
規格対決
規格対決は、必ず一方が制覇します。周辺ビジネスを展開する場合は、制覇側陣営を見極める必要があります。
・VHS対ベータ
・WindowsNT対NetWare
・Windows対Mac
トレンド
トレンドはブランドスイッチが起こることである。
故障時の顧客満足
アフターサービスの概念を「修理」から「代替品の交換」に変える。「顧客はとにかく早く使えること」を望んでいることから、修理よりも、代替品の交換の方が、顧客満足度が高い。
サービスの優位性
商品の優位性は追随者にすぐ追い付かれてしまうが、サービスをベースにした信頼関係はすぐ追い付かれることはない、と言われます。このことから、サービスの優位性が構築されていれば同じ製品でも高い価格で販売することができます。
コピー機的な売り方
コピー機は、サポートが完全セットになっており、定期的にユーザを訪問します。この訪問時に次のビジネスネタを探ります。(フィールドサービスやアフターフォローが営業活動につながっています)
顧客の購買意思決定に影響を与える要素
・ブランド
・実績
・専門家がいる
・営業のスキル
・製品のクオリティー
・価格
・将来性
DELLのビジネスモデル
DELLのビジネスモデルは、「モノ作り体制」(SCM)と「売り」(直販)の両方を考えたビジネスモデルであり、消費者が「この機能でこの価格である」というように、顧客が製品特性や価格を判断する能力を持っている市場だからこそできるビジネスである。
ニコンとミノルタが統合
レコードからCDに変わったときに会社の再編が起こりました。カメラがデジカメに変わり、また会社の再編が起こりました。市場で大きなイノベーションが起こるときは、会社の再編が起こります。
予約が入っていない、キャンセルビジネス
美容室は一般に予約制を取っています。予約が入っていない時間や予約が取り消されるキャンセルの発生します。そこで、携帯メールを使ってお客に空き時間を知らせ、割引クーポンも付加することで、空き時間を埋めることで収益を拡大しています。
営業力か?、製品力か?
目新しいものは営業力勝負で(携帯電話初期のころ)、その製品が日常化(コモディティー化)すると、製品力勝負になります。(Googleの台頭)
本屋さんに営業を持ち込んだのがamazon
本屋には営業が存在しません。amazonにも営業は存在しません。ただ、リコメンデーションという営業機能が存在します。営業が存在しないビジネス領域にITを駆使して営業機能を持ち込むビジネスモデルはインターネットに適しています。
サザンオールスターズ
サザンは勝手にシンドバットで出てきて、いとしのエリーで決めた。延々同じことをやっているわけにはいかない。起業も同様、スタートはスタートで、ビジネスを確固たるものにするために「スタートとは違う何かで」決める必要がある。