CRM・マーケティング用語集 [ マーケティング・マネジメント ]
デミング賞
デミング賞とは、企業の製品品質管理の仕組みを評価し、効果的な品質マネジメントを表彰する制度です。日本では日本経営品質賞がデミング賞と同等に扱われており、具体的名品質指針が明示されているため、それに準拠しようと努力している企業も多く存在します。
マーケティング・マネジメント・プロセス
マーケティング・マネジメント・プロセスは、5つのステップから構成されていると言われています。
・R=調査(市場調査)
・STP=セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニング
・MM=マーケティング・ミックス(一般には4P)
・I=実施
・C=コントロール(結果の評価、STP戦略とMM戦術の見直し)
マーケティング・プロセス
・市場機会の分析
・ターゲット市場の調査と選択
・マーケティング戦略の構築
・マーケティング・プログラムの立案
・マーケティング努力の組織化
・実行、コントロール
バランス・スコアカード(BSC)
バランス・スコアカードとは、「財務」「顧客」「社内業務プロセス」「学習と成長」の4つの視点を用いるのが特長です。その理由は、4つの視点がうまく噛み合ってはじめて成果につながるとされているからです。具体的には次のようなプロセスでマネジメントを行います。
・経営戦略を日常業務の具体策へ落とし込む
・落とし込んだ活動結果のモニタリングする指標を策定する
・活動をモニタリングし指標とのギャップを把握し改善する
仮説検証
仮説検証とは、仮説を立てて、実施し、仮説通りになったのか検証する作業です。つまり、答えや正解がない(やってみないとわからないなど)マーケティングの世界では、仮説を立てるしか手段がなく、仮説検証という作業が繰り返し行われます。
PDCA
PDCAとは、P(Plan)、D(Do)、C(Check)、A(Action)のサイクルを回す企業活動です。
段取り
統計学者デミングは、どんなプロセスも始めの15%に精力を注げば、望む結果の85%が確実に達成できると言っています。
WBS(Work Breakdown Structure)
WBSとは、プロジェクト全体を詳細なタスクに落とし込んだタスクリストのことです。 プロジェクトで必要な作業がすべて記述されることになるため、プロジェクト全体や作業内容を把握することが出来るようになります。
レビュー
レビューとは、ある成果物に対して、その時点での妥当性を、しかるべき人が確認する活動です。レビューを取り入れることで、大きな手戻りを防ぐことが出来ます。
コーポレート・ガバナンス
コーポレート・ガバナンスとは、「企業統治」のことです。企業の経営者に権限が集中による弊害の監視やコンプライアンス厳守などを目的としているものです。具体的には、社外取締役を置いたり、社外メンバーによる委員会などの設置が行われます。
OJT(On the Job Training)
OJTとは、職場で先輩からいろいろ教わることです。また、部署を異動してあらゆる仕事を学ぶこともOJTになります。言ってみれば現場で学ぶということになります。
プロジェクト・マネジメント
プロジェクト・マネジメントとは、プロジェクトごとに企画、推進、管理、調整を行うことです。組織を横断するプロジェクトや複数の関係者が関わるようなプロジェクト(システムの導入など)のマネジメントに用いられます。
リスク・マネジメント
リスク・マネジメントとは、起こりうるマイナスの事態を想定して、それが起きないようにあらかじめ手を打つことです。
TOC(Theory Of Constraints)
TOCとは、ボトルネックを発見し改善することです。ボトルネックを解消しないと、ビジネスがボトルネックによって制約を受け、他のプロセスがどんなに優れていても、最小公倍数的なビジネスしかできなくなるためです。
クリティカル・パス
クリティカル・パスとは、そのパス上の作業が遅れると、プロジェクト全体のスケジュールが遅れてしまう項目や作業のことをいいます。考え方はTOCと同じです。TOCは品質管理から出てきたマネジメント手法であり、クリティカル・パスは医療現場で実践されている考え方とされています。(医療の場合は、緊急で運ばれた患者さんのクリティカルパスの判断を間違えると死に至ってしまうため)