CRM・マーケティング用語集 [ マーケティングの意味 ]
マーケティングの歴史的派生過程
(1）商人とともに派生（自給自足から販売へ）
→自分の欲しいものを、自分の持っているものと交換する
(2）市の発祥とともに（市場と同じ）
→市に人が集まりそこに商売が発生する
(3）技術革新、生産設備の拡大や金融の発達により、大量にモノが出来る
→とにかく売らなければという発想が芽生える
(4）とくかく売れと言われても限界がある
→尻を叩けば売上は伸びるが限界があり、あたらしい販売方法の確立が必要になる（マーケティングの発生）
マーケティング範囲の歴史的変化
(1）どのような売り方をしたら買ってくれるか、実際に顧客を調査する（市場調査）
(2）時代とともにニーズに合わなくなり売上減に（価格からスタイルへのシフト）
(3）消費者ニーズにもとづく製品作りに
従来のマーケティングは工場の門を出たあとを前提としていたが、製品計画の領域にマーケティングが用いられるようになる
(4）企業の製品戦略にマーケティングが導入されるようになる
経営者がマーケティングに関わるようになる（マネジリアル・マーケティング）
(5）製品を売ったあとのフォローやリピーターを対象にする
企業がマーケティングに取り組むきっかけ
(1）売上げ減少
(2）成長鈍化
(3）消費者購買パターンの変化
(4）競争激化
(5）販売経費の増加
志向へ変化
(1）生産志向
(2）販売志向
(3）顧客志向
買わせる、使わせる、ファンにさせる
(1）買わせる→購入前のプロモーション
(2）使わせる→購入後のプロモーション
(3）使った後ファンにさせる→リレーションシップ
マーケティングとは（コトラー大先生）
(1）企業は顧客がいないと存在し得ないし成功もない
(2）よって企業にとって一番重要な仕事とは顧客の創造と維持である
(3）顧客は企業に対する期待によって引き寄せられる
(4）顧客はその期待の満足度によって維持される
(5）マーケティングとはその期待を明確にし、満足を保証することである
変化しつづけること(ドラッカー）
「マネジメントと起業家精神がコインの裏表であることは、そもそもの初めからして認識してかかるべきだった。マネジメントを知らない起業家が成功し続けることはありえない。イノベーションを知らない経営陣が永続することもありえない。企業にせよ他のいかなる組織にせよ、変化を当然とし、自ら変化を生み出さなければならない。」(ドラッカー）で、マーケティングは変化をするための方向を示すこと作業になります。
市場変化の先読み
（例）ＰＨＳ、ポケベルの誤算（市場の変化） 携帯電話の技術革新が早く、携帯電話がＰＨＳの優位性に追いついてしまった。技術革新が早く、そのスピードに付いていかないと取り残させてしまう。また、携帯電話が文字送信もできるようになってしまったために、ポケベルの優位性もなくなってしまう。
マーケティングとは（主観的）
マーケティングの定義は多様ですが、マーケティングとは「製品を売るための仕組み作りである」という定義が一番現実の仕事に近いと思っています。
マーケティング戦略
下記の戦略を包括したものがマーケティング戦略になります。
・販売戦略
・製品戦略
・価格戦略
・コミュニケーション戦略
営業発祥の歴史的考察
(1）存在しない
(2）売る仕事（作れば売れる⇒事務中心）
(3）マーケティングの台頭（プロモーション、他社よりいいもの）
(4）ＳＦＡ（営業自体の科学的管理法、営業生産性、顧客対応力）
(5）新営業力（営業を起点として企業競争力をアップする⇒顧客ニーズ把握屋さん）